2006年08月06日

仮面ライダー京鬼3.5話“貫く炎”

グウォォォ…。
八極結界鎖陣が決まり、もがき苦しむ魔化魍。
「作為的に成った神とはいえ、やっぱり神どすなぁ…。」
「あぁ、正直2人ではキツいなぁ…。」

もがく魔化魍に対しそれを必死につなぎ止める白神達。
「イ・ボンボン、衝撃に備えや!!」
「え?」
「もう結界が持たへん。」
スパン!!!

と大きな音をたてて、結界が破れた!!
「ジジイ、カラ婆、イ・ボンボン、大丈夫か?」
結界の破れた衝撃で弾き飛ばされる京鬼達。
「こっちは、大丈夫だよ!!」
「こっちも2人共大丈夫や!!」

3人の無事を確認すると、魔化魍を見上げる京鬼。魔化魍は、息を荒げ此方を睨みつけている。次の瞬間、魔化魍の口から炎の玉が放たれる!!
体勢が崩れている京鬼達は、逃げられない…。その間に竜王が割って入る。
グワッ!!
「大丈夫か?」
「ワシを誰じゃと思っとるんじゃ!?」
「助かったわ竜王。」
「ワシがアイツを再び押さえるから、その間に京鬼とそこのボンは音撃の準備をするんじゃ!!」
「え?アイツには、音撃は、効かないんじゃ…。」
「大丈夫じゃ、今のアイツは弱っている。それに、ワシが最後の力を振り絞ってアイツの気ごと押さえる!!」
「最後って死んじゃうの?」
「竜王は、ジジイの気によって具現化した式神に過ぎひんからジジイの気が尽きれば、竜王も消える。でも、死ぬ訳やあらへん。また、召喚すればOKてなわけ。ま、コイツは気の消費が激しいからそうそう召喚出来ひんけどなぁ…。」
「さぁ、そのボンの心配も解消したところで、行くぞ童ども!!!」

そう言うと竜王は、魔化魍に巻き付き喉元に噛みつき体から光を放つ!!!
ギヤァァァ!!!!!
今までにないくらいに苦しむ魔化魍。
「行くぞ、イ・ボンボン!!」
「行くって、京鬼くん遠距離系の音撃持ってないでしょ?」
「これがあるんだなぁ。」

と得意気に瞬光を見せる京鬼。
「こうやって、紅い弾をリロードして…。」
「時間かかりそうだね。先に撃つよ?」
「あ、自分こら!!」

威吹鬼は、京鬼を無視して烈風を音撃モードにして構える。京鬼も瞬光に弾を込めて構え魔化魍に向かって発砲する。
「ナウマク・サンマンダバザラダン・カン。」
京鬼が呪文を唱えると魔化魍に撃ち込まれた弾が五芒星の形に紅く光り出す。
プウォォ…
清らか克つ激しいトランペットの音色が木霊する!!五芒星へ向かって威吹鬼が音撃射 疾風一閃を放ったのである。
「我、不動明王の名において迦楼羅駆鳥を召喚し、我が前に立ち塞がりし闇を光の炎で消しさらん。音撃詠唱 聖炎灼声。滅殺!!!!!」
さらに、これで止めと言わんばかりに京鬼が最後の弾を撃った。すると、その弾は紅く燃え、更に鳥へと姿を変えてく!!!火の鳥は、竜巻を纏い勢いを増し魔化魍を貫いた!!!!
その瞬間、魔化魍は灰となり風に散って逝った…。
「ふぅ…、終わったぁ〜。」
「一時は、どないなるかと思うたな。」
アハハハ…。

2人は、フェイスオフしてその場にへたり込み、馬鹿笑いした。

場所は変わり、光の入院している病院。キョウキとイブキが魔化魍を倒して駆けつけた。そこには、連絡を受けたコノも駆けつけていた。ミンナで談笑していると、カラと白神がキョウキとコノを屋上に呼び出し、光が刺された経緯を話した。それを聞いた瞬間、2人とも表情が険しくなる。
そして、今まで晴れてた天候も2人の気持ちを表すかの如く曇り始めた…。


3話“現れし闇” 完
posted by sunafkin at 17:24| Comment(30) | TrackBack(8) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仮面ライダー京鬼3.4話“神対神”

「ええか、イ・ボンボン。神ってのはな、実際に存在するもんやないねん。」
「え?でも、目の前に居るじゃん。」
「神ってのは、人から拝まれて霊として徳が上がるコトで神となるねん。ま、最初から神気を持って生まれる生物や修行で手に入れることが稀にあるけどな。ワシ等、鬼も神となるために修行してるねんで。」
「そうなの?」
「あぁ、ワシ等の気とあの龍の気を比べたら分かるはずや。同じような気質のはずやで。」

そう言われ、気を研ぎ澄ます威吹鬼。
「あ、本当だ。」
「やろ?その昔、魔化魍に襲われて困っていた人々を助けた鬼の神が居って、その鬼をモチーフにして、作られたのがワシ等みたいな鬼やねん。」
「そうなんだ、よく知ってるね。」
「あぁ、ジジイから耳にタコが出来るくらい聞かされたしな。」
「で、どうやって倒すのさ?」
「それは、分からん。」

二人がこんなやり取りをしている間に龍はエネルギーを補充し終えたのか、再び雷を充填し始めた。
「ねぇ、京鬼。また、撃ってくるみたいだよ。」
「せやね。一先ず、どうしようもないさかいに逃げる準備しとくか。」

龍が雷を放とうとした瞬間。
ギャァァァ…
龍の痛み苦しむ鳴き声が響き渡る。
二人がその方向を見てみると、もう一体の龍が魔化魍の龍に絡み付いて噛み付いている!!
「ねえ、あの龍も敵かな?」
「いや、あの龍は式神やな。しかも、この強大な気は竜王…。」
「何それ?」
「久しぶりじゃのう、京鬼!!!」
「え?」

驚く威吹鬼。それはそうだ、いきなり龍が人語を話し此方に話しかけてくるのだから。
「竜王が出てきたということは、ジジイがきとるねんな。」
「あぁ、今結界を張る準備をしておる。」
「ナニ?この龍ナニ?」
「え?あぁ、この龍はジジイの式神や。」
「なんで、人の言葉話してるのさ?」
「ワシ等の使う式神は干支をモチーフにしていて、その各干支のトップにいて式神を極めた者しか使役できない神クラスの式神やな。で、そいつ等は人語が話せるってわけなんやけど、それが何故かはワシもしらん。」
「知らないの?まぁ、いいや。それより、今はアイツをなんとかしなくちゃ。」
グウォォ!!!

竜王が魔化魍に喉元の辺りを噛み付かれている。
「竜王!!」
京鬼が瞬光を威吹鬼が烈風を魔化魍に向かって発砲する!!!しかし、その弾丸は全て当たる前に消滅していまった。
「大丈夫じゃ!!こんな神のなりぞこないなんかに負ける訳がなかろう!!!」
ウォォ…

竜王が気を溜めると、竜王の体が光り輝く。
ハッ!!!!
気が放たれると、辺りに光りが満ち雷雲が散っていき、魔化魍も飛ばされる!!!
「今じゃ!!!」
竜王の掛け声とともに八本の光りの鎖が魔化魍に絡みつく!!!
「おい、ジジイとカラ婆、自分等二人だけで八極結界鎖陣なんて大技使うて大丈夫かいな?」
「馬鹿なことを言わんといておくれやす。ウチ等を誰やと思うたはるんです?」
「そうや、まだまだ若い者には負けやせえへん!!!」

この結界は、八人で全員の気を鎖にしてその力を均等に出して相手をその場に繋ぎとめる技で、八人居ても成功できるとは限らないとても難しい技なのである。それを二人で成功させるのは、やはりこの二人だからと言っても過言では無いだろう。
「神になろうとする者であるワシ等鬼と出来損ないの神である魔化魍の龍…、神対神の決着と行こうか。」
「神狩りを神が行うのか…。なんか、洒落てるねぇ。」
「そうか?洒落とるかなぁ?」

威吹鬼の緊張も取れ、魔化魍退治に意気込んでいる。
光りが戻った深泥池で今、龍神対鬼神の対決の決着がつこうとしている。


つづく。


八極結界鎖陣が決まり、もがく魔化魍。
しかし、結界をやぶり暴れだす!!!
そこに炸裂する、京鬼の新技!!!!!


次回、3.5話“貫く炎”ご期待下さい。
posted by sunafkin at 17:20| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仮面ライダー京鬼3.3話“神狩り

ピュー…
「変身!!」

二人を風と光が包む。二人に迫っていた怪童子は、弾き飛ばされる!!!
「京鬼、降臨!!」
「威吹鬼、降臨!!」
「って、自分いつも変身した時そんなん言うてないやん!!」
「へへっ、一回言ってみたかったんだよね。」
「なんや自分、今日はのってるなぁ。」
「久しぶりの京都だからね。」

二人が妖姫と怪童子を無視をして話しをしていると、彼等はエネルギー波を口から放つ!!
それを難なく避けると威吹鬼は烈風を妖姫と怪童子に向けて威嚇射撃を行う。その隙に京鬼は、警官を抱えてその場を離れる。
「大丈夫か?」
「アンタ達が、課長の言ってた化け物退治の専門家か?」
「その課長が誰かは知らんけど、多分そうやわ。」
「頼む、中村の仇を取ってくれ!!悔しいが、今の俺にはどうしようもない…。」

悔し涙を浮かべ、唇を噛み締めながらその警官は京鬼に懇願する。
「あぁ、任しとき!!」
京鬼は、彼をそっと寝かすと、立ち上がり炎光に向かう。

威吹鬼は、怪童子の胸を拳から伸びた爪で切り裂くが、怪童子はその痛みに堪え威吹鬼の腕を掴む!!
フッ…
不気味に怪童子が笑うと、怪童子の体がみるみるうちに石化していく。
余りにも突然のことで驚愕して声も出ない威吹鬼。そこに、妖姫が飛びかかってくる。
クッ!!
身構えるが、片腕の自由が利かない威吹鬼。流石に覚悟を決めたようだ…。
ダン、ダン、ダン!!!
ギャァ…

三発の銃声と妖姫の叫びが聞こえる。
威吹鬼が弾が飛んできた方に目を向けると、硝煙を立たせた銃を構えた京鬼が立っていた。
「どうしたんだい、その銃?」
「もうちょっと、驚けや!!!」
「もう十分驚いてるよ。で、それは?」
「ワシの新兵器、功治のオッチャンに作ってもらってん。その名も瞬光(シュンコウ)や!!!」

得意気に新しい武器を自慢する京鬼。
「へぇ〜、凄いね。ところで、これ何とかしてよ。」
「なんや!!そのどうでもエエみたいな感じな反応!!!クソッ、もっと凄い機能があるのに…。」

ブツブツ言いながら、威吹鬼に近付く京鬼。
「ちょっと、熱いかもしれんし我慢せえよ!!」
ハアァァァ…

気を溜めると京鬼の右腕が青白く光りだす。
ハッ!!
一発入魂!!気合を入れて怪童子の石化像に拳を叩きつける!!!
すると、石化像は一瞬のうちに燃え尽きた。
京鬼のオリジナル鬼闘術 瞬炎拳(キトウジュツ シュンエンケン)、殴った相手を一瞬のうちに燃やす一撃必殺の技だが、気を溜めるのに時間がかかるため一度も実践で使ったことのない技である。
「ありがとう。」
「どうもないんかいな?」
「うん、大丈夫だよ。」
「クソッ、いつもより温度上げたんやけどなぁ…。」
「ブツブツ言ってる場合じゃないよ、京鬼くんあれを見て!!」

威吹鬼が指差す方を見て驚く京鬼。
そこには、龍を中心に雷雲が立ち込めているのだ!!
ギャァオォン!!!
ズドォォン!!!!

龍の咆哮と共に京鬼達の立っているところを目掛けて雷が落ちる!!!
それを間一髪で避けるが雷の落ちた衝撃で吹っ飛ばされる京鬼達。
「まさに、龍神って感じだね。」
体に付いた砂を払いながら立ち上がる威吹鬼。
「不完全やけど、神やな。気を研ぎ澄まして感じてみると神気を感じるわ。」
京鬼の言葉に驚く威吹鬼。冗談のつもりで言ったことが本当だったのだから当たり前だろう。
「本当に神なの?」
「あぁ。」
「まさか、神様を相手するとは思わなかったな。」
「出来損ないの神さんや、気にせず神狩りと洒落込もうや。」

と苦笑いを浮かべる威吹鬼の背中を叩いて、笑う京鬼。

場所は変わって、光が運び込まれた警察病院。
「大村、光の様子はどないや?」
「あ、白神さんお久しぶりです。あの子、白神さん所のお弟子さんでしたか?」
「弟子というものでもないが、まぁ可愛がってる子や。で、様態は?」

この大村という男、警察病院の外科医をしているのだが、遠山と同じく昔から猛士をしている医者の家系で白神の主治医もしている。
「意識は、もう戻ってますよ。いやぁ、凄い体力と精神力ですねぇ、これなら1〜2ヶ月で回復出来るんじゃないですか?」
それを聞いて緊張の糸が切れたかのようにその場に座り込む伊吹。

光の病室、特別個室である…。
「光くん!!!」
伊吹が走り寄る。
「伊吹ぃ…、泣くなッス。白神さん、カラ婆ちゃん…、オイラを…刺したのは…信じられないでしょうが…キョウ…キさんです。」
それを聞いてあきらと伊吹は首を傾げる。それはそうだ、キョウキは光が襲われたという一報を受けるまで一緒にいたのだから…、よってそれを否定する。結局、光が襲われたショックで思い違いをしているということになった。しかし、白神とカラだけは何か思い当たる節があるらしく、険しい顔をしている。

再び、深泥池。
京鬼に撃たれた妖姫が立ち上がり、京鬼達と戦闘態勢に入ったその時…。
一陣の風が吹いたかと思うと妖姫の姿が無かった。
「京鬼くん、あれ…。」
威吹鬼の指差した先には龍が妖姫を食べている。
「エネルギー補給ってところか?ってことは、あの雷はそない乱発出来ひんな。」
「そんな、冷静に解説している場合じゃないだろ?」
「何を言うてるねん!!自分が冷静になれって言うたんやろ。」
「そうだけど…。」
「だから、そない硬くなるなって。」

まるで、夜になったかのように真っ暗になった深泥池に佇む二人の鬼と一体の龍。果たして、鬼は神に敵うのか…。


つづく。


龍神を前にして気後れしている威吹鬼に神について説明をする京鬼。
そこに駆け付ける白神。
白神の式神が炸裂する!!!!


次回、3.4話“神対神”ご期待下さい。
posted by sunafkin at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仮面ライダー京鬼3.2話“龍神降臨”

「お久しぶり、キョウキくん。」
マッタリしてたキョウキの背後から爽やかな声がした。振り返るとそこには、イブキとあきらが立っていた。
「げっ、イ・ボンボンやんけ。もしかして、客って自分かいな?」
「そうだけど。その、イ・ボンボンって何?」
「え?イブキ・ボンボンの略に決まってるやん。エエ感じのニックネームやろ?今流行の韓国俳優みたいで。」
「いや、普通に呼んでよ。」
「うるさい、金持ちはワシの敵や!!!」
「キョウキさん、そろそろ目的地まで連れって下さいませんか?」

とあきらが間に割ってはいる。
「ボン、自分わざとタクシーで行かんとワシを指名したやろ?」
イブキは、ニコッとってシュッと決めポーズをする。
「しゃあないなぁ、社長から特別手当てをもろてるしなぁ。くそぉ、なんや負けた気がする…。」
渋々、イブキ達を乗せ走り出す。

その頃、宝ヶ池(タカラガイケ)の近くにある深泥池(ミドロガイケ)。
池のほとりに一多の男が立っていた。
そこに現れる二つの影、姫と童子だ。
「おまたせいたしました、キョウキ様。」
「遅くなりました。」

姫と童子に挨拶をされたキョウキと呼ばれた男は、後を振り向く。
なんと、その男は確かにあのキョウキである。
「別にいいよ、僕も今来たとこだし。ところで、君たちの子は順調に育っているかい?」
「はい。」

姫は肯く。その返事に対し、キョウキは懐から1つの玉を取り出し童子に手渡す。
「これは?」
「それを君たちの子に食べさせるんだ。そうすれば君たちの子は龍神と化すだろう。」
「キョウキさぁぁん!!!!」

とその時、池の向こうからキョウキを呼ぶ声がした。その声を聞くと姫たちは、頭を下げて姿を消した。
「やっぱり、キョウキさんじゃないッスか。」
声の主は、光だった。
「何、してるんスか?今、誰かと一緒じゃありませんでしたか?」
「君は、キョウキの知り合いかい?」
「何を言ってるんッスか?それに、その言葉使い変ッスよ。」
「そうか…。今はまだあの子に会うわけにはいかない。」
ガスッ!!!!!!

キョウキの持っていたナイフが光の腹に突き刺さる!!!
「きょ…キョウキさ…ん…。」
光はその場に倒れこみ、キョウキはその場から立ち去った。

場所は、変わって占いオババ たちばなの地下、猛士関西事務局。
「こっちには、いつまで居るん?イ・ボンボン。」
「こら、そんな口を宗家の坊ちゃんにきくな!!!」

キョウキの態度に怒る白神。
「宗家だろうがなんだろうが、ボンボンはボンボンやっちゅねん!!」
「貴様ぁ、いい加減にせんかぁ!!!!」
「まあまあ、僕は気にしてませんから。落ち着いてください白神さん。」

イブキが白神をなだめていると、そこにカラと伊吹が降りてきた。
「お久しぶりどすなぁ、坊ちゃん。」
「初めまして、伊吹と言います。」
「ご無沙汰してます、カラさん。そして、初めまして伊吹ちゃん。僕が東のイブキです。」

と笑いながら決めポーズをしてみせる。
「伊吹ちゃんって、いくつ?」
イブキの唐突な問いに少し驚きながらもその問いに答える伊吹。
「え?高校一年生ですけども…。」
「じゃあ、あきらと同じ学年だ。あきらと仲良くしてやってね。」
と、イブキの後にたっていたあきらを前に押し出しながら言った。
「初めまして、 天見あきらです。イブキさんの弟子をしてます。よろしく。」
「私は、貝塚 伊吹です。ここで金を務めています。こちらこそ、宜しく御願いします。」

お互いがぺこりと頭を下げる。
「さぁ、少女同士の自己紹介がすんだところで、いつまでここに居んねん?ボン。」
「う〜ん、功治さんに聞いたら4〜5日はかかるって言ってたから、その間は居るよ。その間は、白神さんの所に泊めてもらうことにしたから宜しくね。」
「客室が一部屋しかないから、お前は下のリビングやぞ!!キョウキ。」
「って、なんでやねん!!嫌やっちゅうねん!!!!ジジイがリビングに寝ろや!!!!!」
「阿呆かお前は!!親をもっといたわれ!!!!」
「わ、私がリビングで寝ます!!」

と二人の喧嘩にあきらが割ってはいる。
「いや、あきらはエエよ。分かった、ワシが寝たらエエんやろ。」
「すみません…。」
「あきらのせいや無いよ。あえて言うなら、イ・ボンボンのせい。」
「そうそう、僕のせい…。って、なんでやねん!!」

と、イブキの妙なアクセントの関西弁のノリツッコミに一同はシーンと静まり返る。
次の瞬間。
「ボン、やるやん。いつの間にノリツッコミなんて、高等技術を身に付けてん!見直したわ。」
キョウキの一言で、ドッと笑いがおこった。
ジリジリジリジリン…
その和やかな空気の中、懐かしい黒電話の音が部屋の中に響く。
「はい、占いオババ たちばなです。」
「はい、え?本当ですか?…はい、分かりました。」
チン…

電話を置くとその場にへたり込んでしまう伊吹。
「どないしはりましたん?伊吹。」
「遠山さんから電話で、光くんが姫と童子に襲われたって…。」

静まり返る一同…。
「場所は、何処や!!!!」
キョウキが叫ぶ!!
「深泥池です…。」
走り去ろうとするキョウキに伊吹が一言告げる。
「一緒に出現した魔化魍が、龍の姿をしていたそうです…。」
「そんなもん関係あらへん!!まとめてぶっ殺したる!!!」
「キョウキくん、僕も行くよ。」

走り去る、キョウキを追いかけてイブキが部屋をでる。
「また、変な化け物出してきやがったな…。さて、ワシらは光のいる病院へ向かおうか。」
白神の一言に一同は肯いた。

占いオババ たちばなの駐輪場に停まっている燃える炎のような真紅のバイクその名を炎光(エンコウ)という。
ホンダのCBR1000RRのスペシャルチューンである。カラーも通常のウイニングレッドよりも真っ赤である。
それに跨ると、エンジンを点け噴かす!!
「落ち着いて、冷静にならなければ大局を見逃すよ!!」
と言いながら、後ろに乗るイブキ。
「分かっとる!!!しっかり掴まりや、飛ばすさかい!!!!」
轟音を上げ走り去る炎光。

ここは再び、深泥池。
ギャャャ…
と咆哮をあげる龍を前に警察は、パトカーを停めてその陰に隠れながら銃を怪童子と妖姫に向かって撃っている。
「フフフ…、私達には効かない。」
と不気味に笑う怪童子。
「クソ!!課長の言ってた応援はまだなのか?」
「た、助けて…。うわぁぁ!!!」

妖姫に投げ飛ばされた、一人の警察官が龍の魔化魍に食べられる。
「な、中村ぁぁ!!!!!!くそぉぉ、お前等絶対に許さない!!ぶっ殺してやる!!!!!!」
「警官が口にする言葉やないなぁ!!」
「そいつ等を倒す役、僕達に代わってくれませんか?」

警官が怪童子達に突撃をかけようとするとき、キョウキ達が現れる。
「来たか、鬼共!!」
妖姫が睨む!!
「神となった、我が子に敵う者はいない!!」
怪童子がキョウキ達に襲い掛かる!!!!
ピユゥゥー…
「変身!!」

笛の音とキョウキの声の後、風と光が二多を包んだ…。
京都独特の湿気の多いジメッとした暑さの中、蝉時雨が響いていた。


つづく。


怪童子と妖姫と対峙する威吹鬼と京鬼。
その時…、魔化魍が。
病院では、光が刺された経緯が語られていた。

次回、3.3話“神狩り”ご期待下さい。
posted by sunafkin at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仮面ライダー京鬼3.1話“一時の平和”

小鳥の囀りしか聞こえない静かな朝。
朝靄を分けて太陽の光が差し込んでいる竹林に一人佇んでいる鬼、京鬼である。
ハァァァァァ…
京鬼が気合を入れると、ヒラヒラと舞っていた竹の葉が京鬼の気に触れ突然裂けた。
「キョウキィ、学校の時間よぉ。」
と、コノが迎えに来た。
「おう!!」
フェイスオフしたキョウキが笑いながら答える。

場所は変わって、洛央学院高等学校の近くにあるホール。
ホールの玄関口に「洛央学院高等学校様 第17年度1学期終業式 式場」と書いてある。
先日の魔化魍との戦いで体育館と運動場は修復工事がなされているため、急遽ここで終業式を執り行うこととなった。
続々と集まる生徒。
あの事件から早くも一ヶ月。だいぶ、生徒達の心の傷も癒えてきている。
あの事件は結局、何者かによるテロ事件とされた。
暫くは、マスコミも白昼のそれも学校へのテロ行為に騒いでいたが、今ではそれも落ち着いてきている。
そこに、現れるキョウキ達。いつの間にか光と伊吹も一緒に居る。
「いやぁ、一時はどうなるかと思ったッスけど、無事に夏休みを迎えられそうで嬉しいッス。」
夏休みに浮かれる光。
「でも、今回ほど吉野の権力の強さに驚いたことは無いです。」
「そりゃ、魔化魍退治を昔から人知れず続けてきたんや、国の助けが無かったら無理やろう?だから、いざという時に各省庁に連絡がいって情報操作とかフォローしてもらうんやって。前にジジイから聞いたことあるわ。」
「オイラは、白神さんから聞いたとはいえ、キョウキさんの口からそんな難しい言葉が出ることに吃驚ッス。」

といつに無く真面目に話してたキョウキに光が茶々を入れる。
「光!!自分なぁ、人がシリアスに決めてるのに邪魔しよってからに!!!!」
キョウキが怒って、光にコブラツイストをかける。
「痛い痛い痛い、キョウキさんギブッス。」
「そんなもん、認めねぇ!!今日という今日は、徹底的にやったる!!!!」
「伊吹ぃ、コノさぁん、笑ってないで止めてぇ…。」

そんな光を見ながら二人は、笑っている。
「コラ!!貝塚、そんなトコで後輩とじゃれあってないで、早く並べ!!!!」
と担任のカンスケの怒鳴り声が聞こえた。
「チッ、カンスケに助けられたなぁ光。」
と笑いながら光から離れるキョウキ。
「では、また後で。」
と一礼して伊吹がのびた光を引きずりながら去っていく。
「ちっとばかし、やり過ぎたかな?」
「大丈夫よぉ、光くんタフだからぁ。」

と笑いながらキョウキとコノも自分達の場所へと向かった。

「それでは、これをもちまして1学期終業式を終ります。全校生徒の皆さんは、速やかに学校に戻ってホームルームを受けて下さい。」
と放送が流れると、生徒達はザワザワと各々が思い思いに話しを始める。
「コノ、これからバイトやし、成績表とか貰といて。」
「別に良いけど、また呼び出されて怒られるわよ。」
「今回は大丈夫やねん、吉野からの客を乗せる仕事やし。功治のオッチャンも了承済み。」

と後のことをコノに頼んで、キョウキは去って行った。
キョウキのバイトそれは、観光地でおなじみの人力車、その車夫である。
日ごろのトレーニングを兼ねて高校に入ってから白神に勧められて入ったのである。最初は、嫌々だったが、今ではキョウキ自身も楽しんでやっている。
ちなみに、この人力車の会社の社長も猛士なので、事件の時など急に休んでも問題ない。

ここは、嵐山の渡月橋。
人力車を停めて、横で座っているキョウキ。
彼は、普段は嵐山の担当ではないのだが、今回は猛士がらみの客ということでコッチに回されたのである。
「嵐山は、この前の事件以来やなぁ。やっぱり、事件やのうて普通に来るほうが楽しいなぁ。」
さっきコンビニで買ったお茶を飲みながらマッタリするキョウキ。
日差しの強い夏の太陽に照らされて、桂川の水面がキラキラと光る。
それを見ながらキョウキは平和な時間を過ごしていた。



つづく…。


キョウキの人力車に乗る吉野からの客とは、なんと…。
その時と同じくして、深泥池に現れる童子と姫と謎の人影。

次回、3.2話“龍神降臨”ご期待下さい。
posted by sunafkin at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月09日

仮面ライダー京鬼 2.5話“謎”

「さぁ、これで終いや!!!観念せえや!!!」
音撃独鈷 双光を手に取り
「オン!!」
独鈷を伸ばしヌリカベに刺そうとしたが弾かれる!!
「なんやて?!!くそ、何で弾かれんねん!!!」
「よし、俺の音撃で攻撃してみよう。」

音撃鼓をあてると音撃鼓が大きく太鼓の形を成す。
「おっ、出来たな。よし…、爆裂強打の型。よぉぉ!!!」
ドドン!!!
ギャァァァ!!!!

太鼓の音とヌリカベの叫びが木魂する!!
と、その時…。
プシュー…
と音をたてて、結界が解ける。
ヌリカベは、ここぞとばかりに地中へと逃げる!!
「あ、こら待て!!!……スマン、逃げられてしまったな。」
と、すまなさそうに響鬼がいった。
結局、止めをささずに逃げられてしまったのか。
そこに、一人の女性が走って来た。
「あれ?もう終っちゃったの?」
「あ、みどりさぁん。どぉしたんですかぁ?」

とコノがみどりと呼ぶ女性に尋ねると
「あぁ、ヒビキ君を送るついでに、カラさんが功治さん所からキョウキ君の音撃鼓と音撃棒を持って行って欲しいって頼まれたからね持ってきたんだけど…、一足遅かったわね。」
「スマン、みどり逃げられてしまった。」
「え、逃げられたの?何してるの!!ヒビキ君がついてながらぁ…。」

と不甲斐無い響鬼にみどりが落胆していると、
「終ってへんよ。」
と京鬼が一言言った。その一言に一同は驚く。
「まだ、ヤツの気を感じる。ヤツももう気を隠す余裕も無いみたいやな。」
京鬼はみどりから音撃鼓と音撃棒を受け取ると再び運動場へ響鬼と戻る。
「本当に、感じるのか?」
と響鬼が問いかけると同時にヌリカベが地中から現れ、触手で響鬼達をなぎ払う!!!
「な、現れたやろ。」
と京鬼は言い避けながら九字を切る!!
「臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前。」
すると、再びヌリカベは動けなくなる!!!
「さぁ、今度こそ終いや!!一緒にいくで、兄やん!!!」
「おお!!!」

響鬼と京鬼は前後に分かれ、音撃鼓をヌリカベにあてる!!!
「行くぞ、京鬼!!!!光炎乱舞の型!!!!」
と響鬼の掛け声とともに二人の太鼓の乱れ打ちが始まる!!!!
光と炎が混ざり合いながらヌリカベの周りを渦巻く。それは、まさに技の名の如く光と炎が乱れ舞っているようだ。太鼓の鼓動が早まってくると光と炎も勢いを増す。そして、太鼓の音がやんだ…。暫く、沈黙が辺りを包んだかと思うと。
ドォォォン!!!!!!!!!!
物凄い爆音をたてて、ヌリカベが爆発した!!
「久しぶりだな、この技を出すのも。」
フェイスオフをしたヒビキがフェイスオフをしてへたり込んでいたキョウキに手を差し伸べ笑いながら言う。それに、笑いながらうなずき手を取るキョウキ。
 
この異常事態に対し吉野からもスタッフが駆け付けて事態の収拾に当たっていた。
キョウキ達は、後のことを功治やそのスタッフに任せて関西事務局に帰ってきていた。
「さて、今回は変な事件だったな。」
とヒビキが今回の事件を振り返る。
「そうですね、鬼童子やあの方と呼ばれる謎の人物…。どれも、データベースに載ってません。」
とため息をこぼす伊吹。
「あの人が人かどうかも今の段階では、分からんけどな。」
と茶化すキョウキにコノがメッ!!と親が子を叱るような顔で睨む。
それを見て、クスっと笑う一同。
「ま、今回の事件はソイツが黒幕と考えてよさそうやのう。」
と白髪の男性がつぶやく。
「そうどすなぁ、もしかしたら変化の件も関係してるんかもしれまへんなぁ。」
とカラがうなずく。
「って、ジジィ!!何で、当たり前の顔してここに居んねん!!!」
「ウルサイ!!!!我が子を心配して来て何が悪い!!!!」
「はぁ、孫の間違いとちゃうんけ?」
「親に向かって、なんて口をきくんや!!!!」

と口喧嘩が始まった。ここの親子はこれが会話と化している。しかし、こんな口をきいていてもキョウキは白神のことを尊敬もしているし感謝もしている。所謂、反抗期みたいなものである。そんな喧嘩の中、みどりがヒビキに
「ヒビキ君、そろそろ新幹線の時間よ。」
と告げる。
「えぇ、もうか?まだ、京都観光してないぞ。」
とふくれながら席を立つ。
「ま、頑張れよキョウキ!!」
といつもの決めポーズをしながらキョウキを励ます。
「また一から鍛え直しますわ。」
と苦笑いを浮かべながるキョウキにヒビキはポンっと肩を叩いて笑った。ヒビキ達が去った後、光が一言
「格好良いッスね。」
と惚れ惚れしているとキョウキが鼻で笑ったのを見てコノが
「あぁ、もしかしてぇヒビキさんにヤキモチやいてるぅ?」
とツッコム。それを必死に否定するキョウキを見て一同は笑う、和やかな空気が雨上がりの午後に流れていた。
 
 
 
第2話 “近付く闇”    完。
posted by sunafkin at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仮面ライダー京鬼 2.4話“雨、上がる”

さらに強く降る雨の中、並び立つ鬼。
「鬼が増えたところで、我等があの方から頂いた力の前には無力だ。」
「あの方って、誰だ?」

鬼童子の言葉に疑問をもった響鬼は、京鬼に聞いた。
「さぁ?ワシもよく分からんのですわ。聞いても、アイツ答えよらんし。」
呆れた様子で答える京鬼。
「エライ、今日の童子達は饒舌やのう!!今度は、さっきみたには行かへんぞ!!!その無駄口がたたけんようにしたるわ!!!!!」
京鬼は、さっきやられたのが余程、頭にきたらしい。
物凄い剣幕で怒鳴った。
「ほな、行きましょか響鬼兄やん!!!!!」
それに響鬼はうなずき、二人の鬼は鬼童子に向かって攻撃を仕掛ける!!!!!!
その波状攻撃にさすがの鬼童子も押され気味だ!!
グウォォォォォ……
鬼童子のピンチに響鬼に触手を斬られ苦しんでいたヌリカベが京鬼達に襲い掛かる!!!
京鬼達は、それに対し後ろに引かざるおえなかった。
「邪魔だな、あの魔化魍。」
「せやね。」
「京鬼、俺が魔化魍を相手にするから、鬼童子をやれるか?」
「任しといて下さい。さっきの借りを返したりますわ!!」

響鬼の問いに息巻く京鬼。
「行くぞ!!!」
響鬼の掛け声でお互いの相手の所に離散する京鬼達。
「また、やられに来たのか?」
「ふざけんな!!!!!!!無駄口をたたけんようにしたるって、さっき言うたやろ?今度はワシがヤル番やっちゅねん!!!!」
「おぉい、頭に血が昇ってると、勝てるものも勝てないぞ!!」

と、鬼童子の挑発に乗っている京鬼に対して響鬼が叫ぶ。
いくら実力があり一人前の鬼としてやっている京鬼でも、まだ18歳だ。若さ故、時折暴走する時もある。
それを収めるのは、流石ベテラン鬼の響鬼と言ったところか。京鬼は関西の特別遊撃班を担っているため、関西では他の鬼に頼ると言うより、頼りにされる立場に居るため、こうやって無茶を止めてくれたりする響鬼とか斬鬼を尊敬しているのだ。
「そういう響鬼兄やんも、そいつ結構やりよるし気ぃ付けてや!!」
「やれるだけやってみるよ。」

あからさまな照れ隠しの京鬼の激に笑って答える。
「ほな行くで!!!」
冷静に戻った京鬼は、鬼童子との対戦に入る。
響鬼もヌリカベとの対戦に入った。
カン、キン…
剣と剣が重なり合う音が響いている。
「くそ!!やっぱり強いなコイツ!!!」
「だから、私には勝てないと言っただろう。」
「もう挑発にはのらへんで!!」
カン、キン…

また、打ち合いが始まる。しかし、若干だが京鬼の方が押してきているようにも見える。
その時、
ガシュッッ!!
京鬼の太刀が見事、鬼童子の右手首に命中した。
たまらず、剣を落とす鬼童子。
「グッ!!やるなしかし!!!」
鬼童子が口から炎を吐いた!!!
「うぉっ!!自分、響鬼兄やんみたいな技使うなや!!!」
驚きながらも、その攻撃を難なくかわす京鬼。
着地し、反撃に出ようとしたその時。
「うわぁ!!!」
響鬼の叫び声が聞こえる。
「兄やん!!!」
ふと響鬼の方を見ると響鬼がヌリカベの触手に逆さに吊られていた!!!
「何処を見ている!!!!!」
響鬼に気を取られた京鬼に鬼童子の一撃が入る!!!
グハッ!!
「クソッタレ!!!自分なんかに構ってられへんねん!!!!」
ウォォォォ……

京鬼が咆哮を上げると、京鬼の体が光りだす!!!!
それに応じるかの如く剣の刃も光を放つ!!
「邪魔や!!どけぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!」
京鬼の怒りの一閃が鬼童子の体を上下真っ二つにした!!!!!!
「そ・ん・な…。」
バタ…

その一言を残して、鬼童子は燃えて亡くなった。
京鬼はその勢いのまま、ヌリカベに突っ込み触手を斬り上げる!!!
ヌリカベは、その痛みに耐えられず、地面に潜ろうとしたが…。いつの間にか、ヌリカベの周りに五芒星が浮かび上がっていてヌリカベは動きが取れなかった。
「助太刀に来たのに逆に助けられてたら、世話無いな。」
響鬼がすまなさそうに言った。
「気にせんといて下さい、それより上手いこと結界がはれて良かったですわ。」
「あぁ、上手く行くか自信なかったけど…」

と京鬼に褒められて少し照れる響鬼。
実は、離散する前に京鬼は響鬼に結界をはる為の札を響鬼に渡しておいたのだ。響鬼はそれをはるのに集中しすぎてヌリカベにやられたのだった。
「さぁ、これで終いや!!!観念せえや!!!」
いつの間にか、雨は上がり晴れ間がさしていた…。
 
 
つづく。


ヌリカベを倒した京鬼達は、後の処理を功治にまかして関西地区本部に来ていた。
「あの方って…」
話の話題は、やはり“あの方”のことだ…。
“あの方”とは?
 
  
次回、仮面ライダー京鬼2.5話“謎”ご期待下さい。
posted by sunafkin at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仮面ライダー京鬼 2.3話“並び立つ鬼”

ザァー…
降りしきる雨の中、睨み合ったまま動かない鬼と化け物達。
「来おへんのか?なんや、怖気ずいたんか?」
京鬼は化け物達を挑発する。
実は、そういう京鬼も攻めようにも攻められなかった。それは、この怪童子達からいつもとは違う何かを感じ取っていたのだ。
「いくぞ。」
妖姫がそう言うと怪童子がうなずく。
その言葉を聞いて、かまえる京鬼。
妖姫と怪童子が手を繋ぎ頬を合わせた次の瞬間、眩い光が彼等をつつみ、それが落ち着くとそこには、京鬼がというよりは魔化魍に携わっている全ての人間が見たことも無いであろう、鬼に近い姿をした人型の化け物が立っていた。
「なんや?自分、その格好は。しかも、もう一人は何処に行ってん?」
「我等は、一つになることで鬼の力を手に入れた。」
「はぁ?鬼やて?」
「あの方は、鬼童子と呼ばれていた。」
「また、あの方かい!!せやから、誰やっちゅねん!!!」

京鬼が問いかけると、問答無用と言わんばかりに鬼童子が飛び掛ってきた!!
「お前に答える必要は無いってか?」
それを避ける京鬼…。しかし、鬼童子が地面を殴ると爆発した!!!その爆風に飛ばされる京鬼!!
「おっと…。危ねえな!!何で、爆発するねん!!!」
京鬼は、空中でバランスを取り見事に着地する。
そこに物凄いスピードで鬼童子が迫って来る!!!京鬼はよけきれず鬼童子のタックルを喰らってしまう!!!
グハッ!!!!
ここから、鬼童子のラッシュが始まった!!
目にも留まらぬ早業で、京鬼を攻撃する!!!
ドォォォン!!!!!!!!!
最後にあの爆発するパンチを喰らった京鬼は、地面に倒れこむ…。
「キョウキさぁぁぁん!!!!!!!!!!」
光と伊吹が叫ぶ!!!
しかし、その声は京鬼には届いていないようだ…。
そこに近づくヌリカベ。
「さあ、食べていいぞ。」
鬼童子にそう言われるとヌリカベは顔を開きそこから触手を出して、京鬼を掴み口に運ぶ!!!!!!!
「キョウキさん!!!目を覚まして下さいッス!!!!」
光の必死の叫びも虚しく、京鬼は目を覚まさない。
もうダメだと、誰もが思った瞬間!!!!!
一匹の申と一人の人影が光達の横を素早く通り抜けた!!!
ギャァァァァ…
ヌリカベの苦しみの声が響きわたる。
「キョウキ、起きなさい!!!!!!!!」
いつの間にか、光達の横にコノが立っていた。
いつものコノでは、考えられない大きい声に気付いたのか、申に抱えられた京鬼が起き上がる。
「何叫んでんねん、コノ。」
そう言いながら顔をあげると、そこには紫の鬼が勇ましく立っていた。
「あれ?響鬼兄やんやないですか…。ワシ、夢でも見てるんかな?」
「大丈夫か?京鬼。って、死に掛けてるから大丈夫じゃないか。」
シュッ!!

といつもの決めポーズをしながら笑う。
「何で?響鬼兄やんが京都に居るん?」
「定期健診のついでに、京都に来たらお前の学校で魔化魍が出たって、カラさんから聞いて、それで…。」
「さいですか…。いやぁ、格好の悪いトコ見られてしもたな。」

京鬼は頭をかきながら照れ笑いを浮かべる。
「それよりも、何だ?アイツ。」
響鬼が鬼童子を顎で指して京鬼に聞く。
「あぁ、なんや鬼童子とか言うらしいですわ。」
「鬼童子?何だそれ?」
「そんなん、ワシに聞かれても困りますわ。」

響鬼の問いに首をかしげる京鬼。
「ま、敵ってのは間違いないか…。」
響鬼の言葉にうなずく京鬼。
ブォォン…
奇妙な音ともに鬼童子の腰にぶら下がっていた30cmくらいの棒から剣が現れた!!!
「いけるのか?京鬼。無理しなくていいぞ。」
そう言いながら、響鬼は音撃棒 烈火を一本取り出し、気合を込めた。すると、烈火の先から炎が上がり剣が現れた。
「大丈夫に決まってるやないですか!!」
ハァァ…

京鬼が気合を入れるとみるみるうちに傷がふさがっていく。
「響鬼兄やん、もう一本の烈火貸してえな。」
「何に使うんだ?」
「ま、エエから。」

響鬼は首をかしげながら、京鬼に烈火を渡す。それを受け取ると、京鬼は響鬼みたいに烈火に気を込め始めた。すると、響鬼の時とは違い烈火の先から光が伸び剣が現れた。
「おぉぉ、凄いじゃないか!!!俺でも、なかなか上手く行かなかったのに。何か、悔しいな。」
「鍛えてますから。」

吃驚する響鬼に笑いながら京鬼が答える。
雨がいっそう激しさを増してきた中、鬼が並び立って敵を見据えていた。
 
 
つづく。
 
 
ついに、決着のときを迎えた鬼童子との戦い。
後は、ヌリカベだけだ…。 
 
次回、仮面ライダー京鬼2.4話“雨、上がる”ご期待下さい。
posted by sunafkin at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月06日

仮面ライダー京鬼 2.2話“闇に呑まれる午後”

キャァァァァ……
恐怖に怯える声が校舎に木魂する。
「キョウキさん!!!」
光が叫ぶ!!
「体育館からや!!!!」
「急ぎましょう!!」

伊吹が体育館に向かって走り出す。
 
その少し前の体育館。
そこでは、男子と女子がバレーボールの授業を受けていた。
そこに現れる二つの影…。
「沢山、食べ物が居るな。」
童子がニヤリと笑う。
「これだけ、居れば我々の子供も喜ぶだろう。」
姫も笑う。
「何だ、お前達は!!!!ちゃんと事務所を通して来たのか?」
授業をしていた体育教師が詰め寄る。
すると、童子がその教師を壁へと飛ばすと、壁が開いた!!!
それを見ていた生徒達は目を疑う、それはそうだろう、普通は壁が開く訳がないのだから。
すると、その壁が浮き上がってきて化け物になり、その教師を食べてしまった。
キャァァァァ……
生徒達は、目の前の惨劇に恐怖の声を上げる。
「さぁ、思う存分食べなさい…。」
姫の声を反応するように魔化魍が咆哮を上げる。
ウォォォォ……
「待てや!!!!!!」
そこへキョウキが現れる!!
「鬼か?」
童子が首を傾げる。
「鬼だな。」
姫が答える。
プシュゥ……

煙とともに姫と童子は、妖姫と怪童子となっていた。
「えらい、やる気満々やのう。え?化け物ども!!!」
キョウキは怪童子達を挑発しながら、音印をだす。
「変身!!!!」
眩いばかりの閃光が収まるとそこには、京鬼の姿が。
「キョウキさん、あの魔化魍見て下さいッス!!!なんか、げげげの○太郎に出てくるヌリカベみたいッスよ!!!」
「こんなときに、何ぬかしとるねん!!!そんな訳が…」

目を疑う、いつものヌリカベとは違うそれこそ本当に水木シゲル氏の漫画に出てくるようなヌリカベが立っていた。
「何や?こいつは。」
「この子は、あの方のお陰で、新たなる力を手に入れたのだ。」
「あの方?あの方って誰やねん!!!」

妖姫の言葉に京鬼は聞き返す。
「お前に答える必要は無い!!」
怪童子が京鬼に飛び掛る!!!
「そうか、ほな死ねや!!!」

それを避けて、京鬼は怪童子に裏拳をいれる。
ドォォォン…!!!!
怪童子は、体育館の壁を突き抜け運動場の方へと飛んでいった。
「コノ、もうすぐ昼休みやさかい、校長に言ってみんな外に出るなって放送を入れてもらえ。光、そこで野次馬をしとる奴等を安全な所に。伊吹、ワシがこいつ等を運動場にほうり出すさかいに生徒を助け出せ。」
京鬼は、それぞれに指示を出し、妖姫を掴み運動場へ投げ飛ばす!!!
そして、ヌリカベに向かおうとすると、ヌリカベは危険を察知したのか地下へと消えて行った。
「何や?こいつ、壁や床と同化しよるんか?ま、エエわ。今のうちに伊吹、頼むわ!!」
「はい。さあ、皆さんこちらへ…。」

伊吹が生徒達を誘導する。
それを見送ると、京鬼は運動場へと飛び出た。
そこには、怪童子達とさっき消えたヌリカベが立っていた。
キーンコーン カーンコーン…
昼休みを告げるチャイムとともに校長からの緊急放送が校内に流れた。
「さぁ、これで邪魔者は来おへん。思う存分、やろうやないか…。」
ゴロゴロゴロ…
ザァー…

これから、起こる戦いの激しさを物語るかの如く、雷とともに暗雲がたちこめ、雨が降り出した。
 
 
つづく。
 
敵の思いもよらない力に苦戦する京鬼。
そこへ、現れたのは…。
 
次回、仮面ライダー京鬼2.3話“並び立つ鬼”ご期待下さい。
posted by sunafkin at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仮面ライダー京鬼2.1話“恐怖の学校”

ここは、洛央学院高等学校理事長兼校長室。
「最近どないや?」
眼鏡で白髪の男性がキョウキに問いかける。
この男性こそこの高校の校長と理事を兼ねている藪功治である。
「フゥァ…、ボチボチって感じかなぁ。」
アクビをしながら、気だるそうにに答える。
「最近、また成績が危ないそうやんけ。出席日数は何とかなるけど、成績はなんともならんぞ!!」
「オッチャン、説教やったら教室に帰るで、もうすぐ授業やし。」
「むぅ〜、こんなときだけ授業とかぬかしよって。まぁよい、新しい武器の試作が出来たから、その実験の日取りを決めようかと思ってたんや。」

キーンコーン カーンコーン
その時、授業開始を知らせるチャイムが学校中に鳴り響く。
「いつでもエエよ、オッチャンの都合に合わせるし。ほな、授業に行ってきます、校長。」
そう言うとキョウキは理事長兼校長室をあとにする。
 
キョウキは功治に授業に行くと言いつつもサボる気満々で屋上へ向かう階段を登っていると、
「おい、貝塚!何処に行くねん!!」
「そうよぉ、キョウキ。そっちは屋上よぉ…。」

後ろから品の無い声とマイペースな声がキョウキを呼び止めた。
声の主は、コノとキョウキ達の担任の大島カンスケである。
「何処って、屋上で一人課外授業ですけど。」
キョウキがとぼけた顔で答えると
「そうか、ほな今日の授業は屋上で青空教室と洒落込むか。」
ガハハ…

と豪快に笑うカンスケにあきれたキョウキは、観念して階段を降りて教室に向かう。
 
ガラガラ…
教室のドアが開く。
「ほら、お前ら席に着け!!授業を始めるぞぉ!!!!」
カンスケの言葉に教室の思い思いの場所に居た生徒達は自分の席に戻り、キョウキとコノも席に着く。
すると、隣の席の少年がキョウキに話しかける。
「なあ、自分いつも何で校長室に呼び出されるん?」
「成績が悪いから…」
「ホンマ、それだけけ?また、喧嘩とかしたんちゃうん?」
「またって、別にしょっちゅう喧嘩してへんわ!!」

そんなやり取りをしていると
「こら、そこ喋るな!!!」
とカンスケに怒られた。
しばらくして何事も無く授業が進んでいると、
ガタン!!
急にキョウキが席を立った。
「どないした?貝塚。」
びっくりしてカンスケがキョウキに問いかける。
「いや、ちょっと朝から腹を下してて…」

ドッと教室中に笑いが起こる。
「保健室に行って正露丸貰ろて来ます。」
「アカン!!お前の場合そのままサボりかねへん。」

カンスケは完全にキョウキのことを信用していない。
「センセェイ…。」
コノが手を挙げて立ち上がる。
「どないした?手柏。お前も腹痛か?」
そのカンスケの発言に女子からセクハラだとブーイングが飛ぶ。
「い〜えぇ、キョウキの監視役としてぇ保健室につれて行きますぅ。」
いたってマイペースにコノは答える。
「おぉ、そうか。ほな、安心やな。」
信用されてないのが少し気に入らなかったキョウキだが、そこはツッコマずに教室をあとにするキョウキとコノ。
 
「でぇ、何か感じたのぉ?」
教室を出てしばらくして、コノがキョウキに聞いた。
「あぁ、姫と童子の気配を感じたんや。それも、この学校内。」
「えぇぇ!!!」
流石にいつもマイペースなコノも驚く。それはそうだ、まずめったに姫と童子は街中には現れない。それが、街中それも自分の学校内に潜伏していると言うのだからびっくりしない方がどうかしているというものだ。姫と童子とは、魔化魍を育てるためにそばに居る人型の怪物で普段は普通の女性と男性の姿をしている。
「確かなのぉ?」
コノが聞き返す。
「間違いないはずなんやけど、教室を出てワシが気を飛ばすとアイツ等、気配を消しやがった。」
「勘違いじゃないのぉ?」
よほど信じられないのか、コノはまだ聞き返す。
「勘違いやない!!ただ、アイツ等いつのまに完全に気を絶てるようになったんや?」
気を感じることの出来ないコノは、やはり半信半疑だ。
 
その頃、キョウキ達の居る校舎の裏では、姫と童子が話をしていた。
「どうする?鬼が居るぞ。」
男声の女性が片方に問いかける。これが姫だ。
「だが、我等の子の空腹を満たすのに、ここは絶好の場所だ。」
女声の男性が答える。これが童子だ。
「あのお方も、仰っていたからな。やるか?」
姫の問いに勿論と言わんばかりの顔で童子はうなずく。
 
キョウキとコノは、学校中を探し回っている。
「キョウキさん、居たッスか?」
そこに携帯で呼び出された光と伊吹が加わる。
キョウキは、光を呼ぶことを反対したんだがコノが人手が要ると言って呼び出したのだ。
「本当に居るんですか?キョウキさん。」
やっぱり伊吹も信じていない。
その時、
キャァァァァ…
生徒達の叫び声が聞こえた。
一同は、いそいでその場所に向かう。
 
 
 
つづく…。
 
叫び声は、体育館からだった。体育館に着いたキョウキ達が見たものは…。
 
次回、2.2話“闇に呑まれる午後”ご期待下さい。
posted by sunafkin at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。